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コンサーティーナを演奏するときの持ち方
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目次
コンサーティーナを弾くときにどんな持ち方をしたらよいか
イングリッシュ・コンサーティーナ、アングロ・コンサーティーナを演奏するとき、弾きやすい持ち方があります。
イングリッシュ・コンサーティーナ、アングロ・コンサーティーナ を演奏するとき、まずはエンドを膝に水平に置き、ストラップ(ベルト)に指または手を差し込んで、弾くと思います。
が、この持ち方は演奏する曲によっては指が届きにくく、弾きにくいと感じるでしょう。
イングリッシュ・コンサーティーナ
エンドの角を膝に立てて、親指は斜め上、手首を斜め下に返すと低音部が演奏しやすくなります。これは演奏する曲、または演奏中に弾きやすい位置に変えます。
ちょっと手首を曲げるのがきついときもあります。
さらに膝に置くときにはできるだけ遠くに置き、腕を伸ばすのが良いです。
イングリッシュ・コンサーティーナのエンドを膝に水平に置いていると、低音部を演奏するとき、ボタンに対して指を曲げる距離が少々長くなります。
親指は斜め上、手首を斜め下に返すと、中指と薬指を曲げる距離が短くなって、低音部が弾きやすくなります。
親指ストラップへ親指を差し込む深さ
親指ストラップへ指を差し込む深さは、人によって違うようです。
Concertina
こちらの方々は少々浅いです。
私は親指を結構深く差し込みます。
イングリッシュ・コンサーティーナの置き方
少々余談です。
イングリッシュ・コンサーティーナを置くときにはその特徴を知っているとよいです。
- 親指を差し込むストラップ(ベルト)
- 金属製の小指置き
これらが イングリッシュ・コンサーティーナ の主な特徴です。コンサーティーナの種類を見分ける方法にも使えます。
親指ストラップ(ベルト)が斜め上に向かって置かれているのはなかなか見栄えがします。演奏しやすい角度ですね。
検索で見かけるのが金属製の小指置きが上、親指ストラップ(ベルト)が下に置いてある写真です。これは間違いです。
写真を撮るときに気付かなかったか、イングリッシュ・コンサーティーナについてあまり知らないかも。
Concertina
イングリッシュ・コンサーティーナを逆さまに置いた写真が掲載されていたら、悲しいです。
博士
1914年にLachenalのコンサーティナを販売していた店舗の広告に、イングリッシュ・コンサーティーナが逆さまに描かれているのを見つけました。
100年前でも同じことが起きているんですね。
アングロ・コンサーティーナ
手のひら(ストラップ(ベルト))を垂直に向けるのでなく、手のひらを斜め下に差し込むと演奏しやすくなります。
アングロ・コンサーティーナの奏法として、曲中に親指でエアボタンを押して蛇腹を戻すことがあります。
手のひらを斜め下に差し込むと、親指の動く範囲が水平でなく、肘の回転方向になるのが、演奏しやすくなる一因です。
コンサーティーナの練習・演奏のしかたについて
どんな練習・弾き方をしたらよいか 日本ではコンサーティーナの普及の度合いから、奏者が一度に同じ場所に集まって講習や議論をする環境がほぼありません。海外では週末…
付録:Morris Danceの曲を演奏するときのコンサティーナの持ち方
イングランドの伝統のダンス、Morris Danceの曲の演奏にコンサーティーナが使われます。
Concertina
その立奏をしているシーンで、コンサーティナをどちら向きに持っているか、注目してください。
博士
イングリッシュ・コンサーティーナは縦持ち
博士
アングロ・コンサーティナは下向き
に持っています。
これはコンサティナのボタン配列によって、演奏するときにどちら向きの持ち方が演奏がしやすいか、の表れかもしれません。
と、アングロ・コンサーティーナで横・縦向きに持っていると教えていただきました。
人による、でしょうか。