Stagi(スタジー)イングリッシュ・コンサーティーナ 30ボタン Treble(ソプラノ)

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概要

Stagi(スタジ)イングリッシュ・コンサーティーナ 30ボタンです。
代理店が異なるとBastari/Gremlinなどのブランド名で販売されています。製造元はイタリアのfabbricaconcertineという会社です。

30ボタン のイングリッシュ・コンサーティーナは下記の配列表のとおり、 G4;ソからC6;ド まで2オクターブ発音できます(途中のD#;レ#、G#;ソ# を除く)。

特徴

外見

  • エンド
    • マホガニー調
  • 30ボタン
  • 蛇腹
    • 本革
    • 蛇腹を開くと、gusset(マチ)が表革と同系の色。
  • ボタンが白い。プラスチック製。
  • 唐草模様の内側のbuffle;バッフル(ゴミ除け、整音目的)には銀紙が貼ってある。
  • 親指ストラップ

私のStagi イングリッシュ・コンサティーナ 30ボタンは、親指ストラップとボタンを交換しています。

博士

イングリッシュ・コンサーティーナ 30ボタンの場合、配列の橙線のとおり、48ボタンのテナーやソプラノに比べて、一部の半音がありません。
そのため楽譜上の音を異名同音に置き換えて演奏します。
左手側のD#が出ないため、右手側のEb
左手側のG# が出ないため、右手側のAb
音が移ることになります。

Concertina

イングリッシュ・コンサーティーナは左手側にCEG(楽譜の線上)、右手側にDFA(楽譜の間)が互い違い、交互に並んでいます。

Concertina

繰り返しますが、イングリッシュ・コンサーティーナ 30ボタンの場合、楽譜上で左手側 D# の時には右手側 Ebを発音し、左手側 G#の場合は、右手側 Abを発音する必要があります。

左手側にCEG(楽譜の線上)、右手側にDFA(楽譜の間)を目安に指の動きを把握している場合は少々混乱するかも。

博士

オクターブは楽譜上で上下に移動するなどを行います。

内部

アクション
  • Stagi / Bastariは同じ構造
    • アームはアルミニウムの板金を加工。
    • 支点はカンヌキ留め。
    • ボタンを押し込むと底打ちしない。
リード
  • アコーディオン・リード
  • リードがロウ留め

似ているコンサーティーナ

個人の感想です

Wheatstone & Co “May Fair” English 30-Key Concertina と似ています。

ボタンの配置 English Explanations.doc の30ボタンの記述と同じ、親指ストラップの形はほぼ同じです。リードもアコーディオンリードです。内部アクションは異なっています。

注意点

Stagi/Bastari コンサーティーナは、使用中にボタンが飛び出る、落ち込む、戻らないなど、アクション周りのトラブルが予想されます。

  • ボタンが灰・黒色に汚れる
    • 内部のアクションの部品はアルミニウムで作られています。それが演奏しているうちに削れて摩耗し、その粉がエンド付近に撒かれるのが原因です。
  • エンドが白化してくる
    • エンドの木材やニスの水分がしみだして白くなると言われています。

調整・修理

ボタンが斜めに曲がった

演奏時の手癖でボタン下の部品が曲がり、ボタンが垂直にならず、曲がる症状が出ます。演奏者ごとに症状が違います。

  • 内部のアクションの部品をボタンが曲がっている方向と反対方向に曲げて、ボタンが垂直に立つように調整します。
博士

これは使ううちに、再度曲がってきます。

感想

Stagi イングリッシュ・コンサーティーナ 48ボタンより数万円安かったので、30ボタンを購入。2004年から使っています。
30ボタンでも楽譜を書き換えれば、ピアソラも演奏できます。

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この記事を書いた人

2003年にイングリッシュ・コンサーティーナ (Stagi 30Key)を入手。
以降、コンサーティーナが収蔵されている博物館を巡ったり、イベントを開催。
2019年にはイギリスのコンサーティーナ合宿に参加。

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