コンサーティーナの蛇腹を修理;合成皮革製のgusset(マチ)を交換する その2

目次

はじめに

この記事を参考にご自身で同様の作業を行った際の事象は、筆者は一切関知しません。

修理の理由や手順は以前の投稿でご覧ください。

蛇腹が空気漏れしているコンサーティナ

部品作り

変更点

gusset用の革を革漉所で0.5mmに漉いた

gusset(マチ)用の革を厚さ1mmから0.5mmに漉いて薄くしました。革漉きは革漉所に依頼しました。gusset(マチ)の周囲は漉いていません。

bellows paperの谷部分の革を切る

bellows paperの貼り方を変えました。余った0.2mmの革をリボン・蝶状に切ってbellows paperと組み合わせて貼りました。
1回目は谷部分に革がないので、アコーディオンやバンドネオンでよく見かける風合いになっています。

今回はヴィンテージのコンサーティーナの風合いが出ました。

蛇腹の修理を開始

STEP
エンドを取りはずす
STEP
黒いテープをはがす
STEP
gusset(マチ)をはがす
STEP
蛇腹を治具に延ばして固定
STEP
蛇腹の台紙を修復
STEP
赤い布と蛇腹の台紙を接着
STEP
蛇腹の台紙を整地
STEP
gusset(マチ)の革を貼る
STEP
気密性を確認
STEP
蛇腹の山側用の革テープを貼る。
山側用の革テープを先にサイビノールで貼る

前回はBellows Paperを貼ってから、山側用の革テープを貼っていましたが、今回は山側用の革テープを先に貼ります。

革テープを貼るときの頂点の折り返しの処理

革テープを貼るとき、頂点の折り返しの部分を、三角に開いて押し付けました。

山側用の革テープを先にサイビノールで貼る
山側用の革テープを先にサイビノールで貼る
STEP
Bellows Paperを貼る。
bellows paperを後から魚膠で貼る

bellows paperを後から薄めた魚膠で貼ります。

今回の柄は、友禅紙 小紋 七宝 紺

STEP
パッキンの革を貼る。
STEP
手順終わり
HOHNER 48ボタン コンサーティーナ gusset 張り替え 完成 その2 革テープの上にbellows paper

エンドを取り付けて完成です。bellows paperの谷部分の革のためか、ヴィンテージのコンサティナのような、締まった印象です。

完成

皆さん

よくできてます!

YouTubeで手順をまとめてご覧ください

博士

すばらしい、楽器が復活します。

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この記事を書いた人

2003年にイングリッシュ・コンサーティーナ (Stagi 30Key)を入手。
以降、コンサーティーナが収蔵されている博物館を巡ったり、イベントを開催。
2019年にはイギリスのコンサーティーナ合宿に参加。

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